ソフトウエア開発者がARTESSOを利用する上で、従来のプログラミングモデルを特別に変更する必要はありません。全てソフトウェア的なAPIが用意されており、API単位でハードウェアによるアクセラレーションが実行されます。したがってソフトウェアの開発者はARTESSOの構造はまったく意識する必要がなく、提供されたAPIの仕様だけを理解すれば目的を達成することができます。
実際の開発環境としては、ANSI(C89+α)に準拠したCコンパイル環境が用意されており、デバッガと統合されたIDE環境下で使用する事ができます。IDEを実行するPCで実行可能なシミュレータも用意されており、ターゲットボードがなくても、プログラムの開発、解析が実行できる環境も整っております(Fig. 4)。
従来のプログラム開発と異なる点としては、ARTESSOはRTOSの機能をハードウェアとして実装しており、OS資源をハードウェアで管理していると言う点です。具体的にはタスクの初期プライオリティ、エントリ関数のアドレス、セマフォの最大資源数、セマフォのタイプなどであり、これらはブート時にこのテーブルにセットする事でOS資源の初期設定がなされます。これらの設定も上記IDEから行うことが可能です。
Fig.4 IDE画面
